スリランカの魅力

スリランカには多種多様な野生動物が暮らしています。
国立公園だけでなくホテルの庭、郊外にある森など、
身近な自然の中でも野生動物と出会えるチャンスがたくさんあります。
みどころ一覧
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Safari in SriLanka

サファリで楽しむスリランカ

ヤーラ国立公園 / Yala National Park

エレファント・ロックを望むブタワ・タンク

スリランカ南東部インド洋海岸沿いに位置する国立公園。モンスーンがもたらす淡水と海洋性の湿地が豊かな生態系を生み出しています。総面積979㎢ のスリランカで2番目に大きな国立公園です。ヤーラ国立公園は5つのブロックに分かれて おり、解放されている2ブロックのうち、ブロック1(ルフナ国立公園)を訪問します。世界一のスリランカヒョウの密集地と言われています。野鳥が215種(うち6種は固有種)、哺乳類は44種の棲息が確認されています。

  • アクシスジカ

  • ワカケホンセイインコ

  • カワリクマタカ

  • パタナンガラの海岸

  • スリランカゾウ

  • カワセミ

  • カササギサイチョウ

  • スリランカヒョウ

ミンネリヤ国立公園とその周辺 / Minneriya National Park & Around

貯水池の草原に集まるスリランカゾウ

スリランカゾウが大集合!シギリヤ付近の森や国立公園には6~9月の乾期にスリランカゾウが集まることで知られ、150~300頭、多い時にはそれ以上の姿を見ることができます。この地域には昔の王朝が作った大きな貯水池があり、現在では自然の湖のような様相で豊かな草地を作り出しています。そのため、乾期になるとスリランカゾウのほかにも、様々な野鳥や水鳥が飛来します。

  • インドトキコウ

  • コウハシショウビン

  • ウオクイワシ

ウィルパットゥ国立公園 / Wilpattu National Park

スリランカヒョウ

スリランカ最大の国立公園。スリランカヒョウ、ナマケグマの観察で知られています。広大な園内は深い森に覆われ湖が点在。訪れる観光客がまだまだ少ない国立公園です。

  • ジャッカル

  • インドクジャク

ウダワラウェ国立公園 / Udawalawe National Park

オオコノハズク

ウダワラウェの貯水池を持つ国立公園で水鳥、そしてたくさんのスリランカゾウ、野生のスイギュウが暮らすことで知られています。まるでアフリカのサバンナを思わせるような草原を歩くスリランカゾウ、アジアスイギュウの姿は大変美しいものです。ウダワラウェには「象の孤児院」があり、怪我をしたり保護が必要となった小象が育てられています。ピンナウェラの孤児院とちがい、ここは“Transit Home”(野生に戻るまでの通過の施設とされ、野生へ戻すことが目的の施設です。1日3回、赤ちゃん象にミルクをあげる様子を見ることができます。

  • カワリクマタカ

  • 「象の孤児院」赤ちゃん象にミルクをあげる様子

Whale & DolphinWatching

ホエール・
ドルフィンウォッチング

スリランカの豊かな海ではシロナガスクジラをはじめとする鯨類に遭遇することができます。 その拠点が南海岸のミリッサ、東海岸のトリンコマリーなど。シーズンにはたくさんの観光客が集まります。
目玉はもちろんシロナガスクジラ Blue Whaleです。 ハシナガイルカSpinner Dolphine、ハンドウイルカ Bottle-nose Dolphine も観察できます。 東海岸のトリンコマリー、西海岸のカルピティヤでは一度に数百匹のイルカの群れに遭遇することもあります。

ミリッサ沖 / Mirissa

シロナガスクジラ

1月~4月頃、南海岸のミリッサ~ドンドラ沖の深い海にクジラたちが集まります。もともとこの海域には定住していると考えられるシロナガスクジラの小群がいますが、海の穏かなこの時期には回遊しているシロナガスクジラ、マッコウクジラ、時にはシャチが見られます。 朝6時頃、ミリッサの漁港にはたくさんの観光客が集まります。多い日には何十艘ものボートがクジラを探しに出かけます。救命胴衣をつけて港を出発。クジラは潮を吹くことで見つけることができます。シロナガスクジラの場合、一度浮上してブロウイングをすると潜水し、次に浮上してくるのは15分後。その間粘り強く待ちます。

  • ハシナガイルカをボートで観察

  • ハシナガイルカの群れ

  • ミリッサのビーチ

  • ミリッサのビーチ

トリンコマリー沖 / Trincomalee

ニタリクジラに接近

トリンコマリーの海で撮影したマッコウクジラの水中動画

  • ハシナガイルカ

  • ビーチリゾートも充実

トリンコマリー沖では、3~5月にかけて、シロナガスクジラやマッコウクジラが観察されます。豊かなベンガル湾に面するこの海ではニタリクジラやゴンドウクジラが観察されることもあります。ハシナガイルカの大きな群れと出会うことが多い海です。

カルピティヤ沖 / Kalpitiya

ハシナガイルカの群れ

潮の流れのきついカルピティヤ沖は鯨類が観察できる時期が限られます。ラグーン側ではスリランカピンクイルカ Indo-Pacific Humpback Dolphin が、沖合いでは何百匹ものハシナガイルカの大きな群れに、時にはクジラに遭遇することができます。

スリランカでのマリン・アクティビティ

南海岸ではヒッカドゥワを中心にサーフィンやシュノーケリング、ダイビングをすることができます。 東海岸ではトリンコマリー沖にダイビング&シュノーケリングスポットが存在し、海洋国立公園に指定されているピジョン・アイランドでは100種を超えるサンゴ、300種の生物が確認されており、2004年の津波で破壊されたサンゴ礁も復活しています。シュノーケリングでもウミガメやツマグロなどのサメ類、バラクーダなどと出会うことができる海です。 東海岸のアルガン・ベイは世界的に有名なサーフィンのメッカです。

Trekking in Sri Lanka

ウォーキング・トレッキングを楽しむ

シンハラジャ森林保護区 / Sinharaja Forest Reserve

うっそうとした熱帯雨林を歩く

シンハラジャ森林保護区は東西21km、南北は7km、面積88平方kmの小さな熱帯雨林の森ですが、昆虫、両生類、爬虫類、鳥類などの固有種が生息することで知られています。 熱帯雨林のトレイルを歩いて野鳥を探し、森の植生を観察するハイキングを楽しむことができます。保護区内(隣接)したエコリゾートの滞在もお勧めです。

  • 固有種 コモン・レオパード

  • カオムラサキラングール

ホートンプレインズ国立公園 / Horton Plains National Park

ホートンプレインズ国立公園からの景色

2010年に世界自然遺産に指定された「スリランカの中央高地」の中に位置するホートンプレインズ国立公園。標高1800~2300mの高地で、マハウェリ、ケラニ、ワラウェの3つの川が流れる多湿なエリアです。 多種の動植物、豊かな固有種で知られています。雲霧林が広がり、ダーウィンの進化論にも登場したスリランカサイヅノトカゲや、スリランカオ オトカゲ、スリランカサンバー(水鹿)などをはじめとする生物が棲息しています。

  • カオムラサキラングール

  • ススイロヒタキ

  • スリランカメジロ

聖山アダムスピーク / Adam's Peak

聖山アダムス・ピーク(2,238m)

スリランカ中南部の山岳地帯に位置するアダムスピーク。標高は2,238mで、スリランカの最高峰ではありませんが、この山はスリランカ随一の聖地として人々の信仰の対象となっています。頂上には足跡の形をした穴があり、アダムスピークは別名スリーパーダ(聖なる足跡)とも呼ばれています。スリランカは様々な宗教が共存する多民族国家ですが、アダムスピークはそれぞれの宗教に共有されている聖地で、スリランカ中の人が信仰しています。具体的には、仏教徒にとってはこの足跡はブッダがスリランカを訪れた時に残したもの、ヒンドゥー教ではシヴァ神の足跡とし、イスラム教では最初の人間であるアダムが楽園を追放されて地上に降り立ってつけたもの、キリスト教では同じくアダムの足跡または使徒トマスの足跡と、それぞれに信じられているのです。宗教の垣根を越えた聖性を持つこのアダムスピーク、近隣のヌワラエリヤ訪問の際に足を伸ばしても良いかもしれません。巡礼登山は暑い日中を避けた深夜に出発。乾季のシーズンは巡礼者でにぎわっており、中には裸足で歩いている人もいます。彼らと共に目指す聖山の山頂では神々しいご来光が私たちを迎えてくれます。

BirdWatching in Sri Lanka

バードウォッチングを楽しむ

バードウォッチングinスリランカ / BirdWatching in Sri Lanka

【お勧めの本】スリランカの野鳥観察でおすすめの本です。

スリランカはバードウォッチングでも有名です。スリランカの固有種の鳥も多く、11~4月の冬には渡り鳥も加わり各地の水場や森がにぎわいます。ホテルの庭の木にも、道中の畑にも、そして国立公園の森にもたくさんの野鳥たちと出会うことができます。双眼鏡を忘れずに!

  • カワリクマタカ

  • ウオクイワシ

  • ムネアカアオバト

  • スリランカアオバト

  • コハゲコウ

  • キトサカゲリ

  • スリランカヤケイ

  • ヒタキ

【番外編】スリランカの森でロリスと出会う!

他のアジア諸国では観察することが難しいロリスを観察できるのがスリランカの森。スリランカには固有のスレンダーロリス、和名ハイイロホソロリス(Grey Slendar Loris)とインド亜大陸固有のアカホソロリス(Red Slendar Loris)が生息しています。本来は島のあちこちの森に暮らしていましたが、開発により棲家を奪われその数が減ってしまいました。またサルとはいっても体が小さく、ふくろうなどの肉食の鳥に捕食されてしまうため、姿を見ることは容易ではありません。(夜行性で体長15~25cm)
観察に出かける際は運動靴に長袖長ズボン着用でご参加ください。写真撮影にはフラッシュは使えませんので一脚か三脚に高感度撮影の調整できるカメラが必要です。観察に普通の懐中電灯は使用できません(赤外線ライトのみ)。ニゴンボ郊外、シギリヤ、シンハラジャ森林保護区での観察が可能ですが、天候・時間帯などに左右されます。ご興味のある方はスタッフまでお問い合わせを!